2015年11月3日火曜日

三鷹・星と宇宙の日2015


 「自然の構造」の講義と総合教育演習の「天文ゼミ」の担当の榎です。今回は、1024日(土)に、天文ゼミの学生さんたちと見学に行った、国立天文台三鷹キャンパスの特別公開「三鷹・星の宇宙の日2015」の報告をします。

 国立天文台三鷹キャンパスは、「常時公開」されており、一部施設の見学ができます。また、月に2回、望遠鏡で天体を見る「定例観望会」が開かれています。これらとは別に、年に一回、特別公開日である「三鷹・星と宇宙の日」があります。この時には、通常は見学できない施設も公開され、研究部署ごとの研究展示や、講演会、天体観望会などが行われます。

太陽フレア望遠鏡にて
 今回は、通常は公開されていない、「太陽観測所」の太陽フレア望遠鏡などの施設を見学しました。放送衛星から送られてくる電波を手で持った中華鍋でキャッチしてBS番組を見る体験もしました。また、「天文データセンター」が特別公開日に毎年行う「銀河探しゲーム」にも挑戦しました。このゲームは、星空の画像をパネルに並べ、その中から指定された銀河を見つけ出すというゲームです。今年は、ハワイにある「すばる望遠鏡」の新しい観測装置である、「Hyper Suprime-Cam」で取得された、非常に高品質の星空の画像が使われていました。この他にも、いろいろな施設を見学したり、最先端の研究の解説を聞いて回ったりしました。


中華鍋で衛星放送の電波をキャッチ



 
銀河探しゲームに挑戦中











 天文ゼミでは、例年、国立天文台の特別公開日に見学に行っています。最先端の研究の現場に行って、その空気を触れることがその目的の一つです。実際に、現場で物を見て、人の話を聞くことは重要な経験になりますから。

三鷹・星と宇宙の日2013見学報告
石垣島でゼミ合宿(天文ゼミ2015年夏合宿報告)