2015年7月8日水曜日

TKUサイエンスツアー第1弾「情報通信研究機構NICTに行ってみよう!!」

数学担当の阿部です.7月2日(水)にTKUサイエンスツアー第1弾「情報通信研究機構NICTに行ってみよう!!」が開催されました.NICTは情報通信技術を扱う唯一の公的研究機関です.日本標準時を決めている機関としても有名で,ツアー前日の7月1日には「うるう秒」の挿入で全国ニュースでもたくさん取り上げられていました.このようにNICTは日本にとってとても大事な機関な訳ですが,実は本学から徒歩17分くらいのところにあるんです.ツアー当日は曇り空の下,学生19名,教員4名,計23名の参加者全員が一緒にてくてく歩いてNICTへ行ってきました.雨が降らずによかったです.


NICTにつきました
北東門近くで集合

情報通信技術と聞くとみなさんはどのようなものを想像しますか?真っ先に思い浮かぶのはインターネット,スマートフォンなどかもしれません.もはや我々の生活に欠かせないツールですが,いざ研究の最先端に目をむけると,これらツールを安心して何不自由なく使えている日常の裏側には実に様々な情報通信技術が折り重なるように用いられ,日々進化してることがわかりました.例えばサイバー攻撃.よく耳にする言葉ですが,具体的にどういう攻撃があって,その攻撃をどう防いでいるのかについて学びました.


日本標準時の説明を受ける。
そしていよいよNICTのセントラルドグマ!日本標準時を決めている部屋へと足を運びます.日本の時間を決めている機械がいま目の前でピカピカ点滅を繰り返しながら動いていました(ガラス越し).まさにここが日本時間の中枢です.時間の決め方や時計の神様と呼ばれる機械について説明を受け,正しく時間を決めるための技術や正確な時間を提供することが科学技術発展の土台になっていることを知りました.


展示室で様々体験
最後に展示室で最新の情報通信技術を体験しました.そこはまるでドラえもんの世界!日本語で話した言葉がすぐに英語やドイツ語などの音声で再生されるマイク,実際にはないものを触る事ができるペン(しかも固いとか柔らかいとか感触付きで!),などなど.参加者全員とても盛り上がりました.近い将来にはこれら最新の情報通信技術があなたのスマホで使えるようになるかもしれません.どんな社会になるのか,今からもうワクワクです!


【参考】 2014年度のサイエンスツアー
第1回:茨城県つくば市、国土地理院・農業環境技術研究所
第2回:茨城県東海村、原子力研究開発機構