2014年9月6日土曜日

広島の大崎上島でゼミ合宿―教員の夏休み編5の1―

倫理学とフランス語担当の相澤です。教員の夏休み編第五弾は私のゼミの合宿の様子をお伝えします。

9月4日から6日の二泊三日で、広島県の離島 大崎上島町にてゼミ合宿を行いました。大崎上島は、瀬戸内海の中央、芸予諸島に浮かぶ島です。今回のゼミ合宿は、自然の豊富なこの町で様々な体験をし、今後の生き方を考えることを目的として実施しました。詳しい体験記は近日中にゼミ生がゼミブログにアップする予定ですので、私は概要を報告したいと思います。なお、今回の合宿では同町のみなさま、役場のみなさまから多くのサポートをいただきました。最初に記して、感謝申し上げます。

フェリーから島を眺める。
9月4日の朝7時に羽田空港にゼミ生5名が集合。飛行機で広島空港へ飛びました。広島空港はあいにくの大雨。不安をかかえながらジャンボタクシーで竹原港へ、さらに竹原港からフェリーで大崎上島に向かいました。幸いフェリーに乗る頃には雨は上がっており、多くの島が浮かぶ風景を堪能しているうちに島に到着。船着き場で町役場の職員のみなさまに迎えていただきました。腹ごしらえということで、町の仕出し屋さんでお昼ご飯。新鮮な刺身に早速気分が上がります。

樽をかき混ぜるご主人。
合宿初日の目的は島の産業を知ること。まずは、島で伝統産業を営む岡本醤油醸造場の見学に向かいました。岡本醤油では、三代目のご主人(現在は四代目が継いでおられます)が醤油作りの歴史や行程を詳しくお話しくださいました。醤油がまさに作られている最中の樽を見せてもらい、その大きさや香りと味の深みに、みな感激しました。



神峰山山頂で。
次いで、海と島の歴史資料館(大望月邸)を訪れました。ここは島出身で昭和初期の内務大臣・望月圭介の生家で、廻船問屋だった豪商の家を保存改修し、資料館として公開しています。資料を見学後、押し入れの中に設けられた「隠し階段」を上がらせていただいて、一同興奮。

続いて、島で一番高い山 神峰山(かんのみねやま)の頂上に車で行きました。標高453メートルの展望台からは瀬戸内海が一望できます。あいにく曇り空で島々を見通すことはできませんでしたが、海の大きさを感じました。

初日最後は町役場にて、入島式を行いました。今回、学生達は民泊(島のご家庭にホームステイ)を体験させていただきました。入島式は学生と民泊家庭の対面式。二家庭のお父さん、お母さんに、学生がご挨拶をし、お家に迎えていただきました。知らない人のお宅に泊まることに学生達は緊張と不安の面持ち。私もどうなることかと心配だったのですが...。

役場で入島式。
三日間の合宿初日だけでも書きたいことがいっぱい。。せっかくなので全部やったことを報告したい!というわけで、記事を三分割しようと思います。あと二回、長くなりますがおつきあいください。まずは初日終了。

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