2014年6月26日木曜日

第五回読書会 開催!

付箋がたくさん貼られた課題本
倫理学とフランス語担当の相澤です。先日ご案内した第五回読書会を、今日6月26日の夕方に開催しました。

今回の課題図書は、辻村みよ子『代理母問題を考える』(岩波ジュニア新書、2012年)。参加学生三人は、しっかり読み込んできてくれていました。最初に生殖補助医療に関する細かな事柄を、確認がてら、私がレクチャー。前提知識を共有したところで、本題に入りました。

授業のように板書してみました。
学生の読後感想をふまえて、私が投げた問いは二つ。まず、「代理出産は認められるか、認められるとすればどのような条件の下でか?」をみんなでディスカッションしました。認められると考える学生もいれば、違和感を持つ学生もおり、それぞれの意見を聴いて、メンバー内での落としどころを探りました。

会場は図書館二階グループ学習室



一段落したところで、本書の「リプロダクティヴ・ライツ」の議論に関連する二つ目の問い「生まない権利についてどう考えるか?」について話し合いました。なかなか他者と語ることのないテーマなので、学生は、互いの考え方の違いを新鮮に受け止めた様子でした。


少人数ながら、本日も盛り上がり、あっという間の一時間半でした。今回初めて参加してくれた学生は、「さらーっと読んでいたけれど、いざ意見を問われてみると、実は自分なりにいろいろ考えていたことに気付けた」「意外と面白かった」との感想を寄せてくれました。


参加者からリクエストが出たので、7月中に第六回読書会を開催しようかと考えています。詳細が決まったら、またアナウンスしたいと思います。私自身が一番楽しみ!です、たぶん。

2014年6月20日金曜日

留学情報交換会のご案内

留学生アドバイザーの相澤です(倫理学、フランス語担当)。

東経大には様々な留学制度が整っています。留学に興味のある人に、制度を知ってもらい、留学を前向きに検討してもらいたい。そこで、東経大の制度を利用して留学した経験者と、留学に興味のある人が情報を交換する会を企画しました。名付けて「留学情報交換会 留学する人・した人・したい人」。

学生交流チューターが作ってくれたポスター。

東経大の留学制度を利用して留学をした方と東経大に留学中の方に、留学時のエピソードや留学したい人へのアドバイスを話してもらいます。海外で学ぶことに興味がある方、経験者の話を聴いて・質問をして、疑問や不安を解消しませんか? 本編の後に懇親パーティも準備しています

日時: 7/9(水)16時20分〜17時50分、その後、簡単なパーティあり。
場所:B103(二号館一階)
*申し込み不要、参加費不要。どなたでも参加できます。

—プログラム(仮)—
  開会のあいさつ
1. 東経大のさまざまな留学制度の紹介(国際交流課より)
2. 留学経験のお話
留学経験を話してくださる方
〈東経大から海外へ留学した方〉
・高木さん チチェスター奨学生として英国に11ヶ月滞在
・田中さん ゼミ研修でベトナムに二週間滞在
・未定 韓国語研修経験者

〈海外から東経大に留学中の方〉
・温さん 中国からの留学生
・タンさん マレーシアからの留学生
3. 質疑応答
  閉会

その後、18時頃から懇親パーティを行います。本編で聞けなかったことはここで尋ねてみましょう。留学生や留学に興味のある同士が知り合いになる機会です! 軽食を準備してお待ちしています。

2014年6月18日水曜日

福井烈氏のゲスト講義:6月5日「スポーツの科学a」

 6月5日(木)4限のスポーツの科学a(遠藤准教授担当)において,JOC常務理事の福井烈氏に「トップを目指すことの素晴らしさ—2020東京オリンピック招致成功の理由とその強化—」と題して現在の日本のトップスポーツの現状について,強化の観点から詳しく話をしていただきました.

 また,実際に,2020年東京オリンピック招致に携わっておられた経験から,その成功の理由を分析していただきました.まずは他の候補都市の国家に対する国民のデモや経済状況などの事情もありましたが,日本の提示したオリンピック計画の質の高さと,国を挙げてオリンピックに取り組む姿勢などが評価され,激戦を勝ち抜いたと分析されました.

 また,選手としては,高校時代にはインターハイ3連覇,全日本選手権シングルス7回優勝という日本記録を持ち,まさに日本の男子テニス界を牽引してこられた経験から,トップレベルの競技スポーツに取り組む姿勢とその意義についても,ご自身のトレーニングの様子などを示しながらお話ししていただきました.高校時代から質的にも量的にも全てを捧げて泥臭くスポーツに打ち込んだ福井さんのお話は学生たちにとっても非常に新鮮だったようです.「死にものぐるいは精一杯,一生懸命に勝る」,「スポーツを通して世の中を元気に」という福井さんのメッセージはしっかりと伝わりました.

福井氏と受講生たち


 加えて,実際に私たちの前に姿を現す2020東京オリンピックですが,普段はメディアを通してしか知ることのできないオリンピックの招致と今後の準備について,その中で実際に携わっておられる方のお話を聞くことによって,より身近に感じられるものとなりました.福井さんがおっしゃったように,実際に東京オリンピックに関わる人材が受講生の中から出てくれることを期待しています.

2014年6月13日金曜日

図書館展示「岩波ジュニア新書の世界」


倫理学とフランス語担当の相澤です。


本日6/13より、図書館で展示企画「岩波ジュニア新書の世界」が始まります。私が企画し、新正裕尚先生(地球の科学、教養ゼミ)と高津秀之先生(外国史I、現代社会の基礎知識)の三人で、岩波ジュニア新書の中からオススメ本を選びました。選書の趣旨は以下の通りです。

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岩波ジュニア新書を読んだこと、ありますか?
「ジュニア」と銘打っているけれど、なめちゃいけません。本シリーズには、一流の研究者や第一線のライターがわかりやすい言葉で書き下ろした作品が揃っています。大学生のようなヤングアダルトはもちろん、教職員のようなシニアまで、楽しめて勉強になるシリーズなのです。
今回は、三人の教員が、いろんな学問の入門書や人生に役立つ(?)本をセレクトしました。ぜひ、手に取って自分の世界を拡げてください。
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全部で20冊のジュニア新書が、紹介文とともに、図書館一階ブックウォールCに並んでいます。もちろん貸し出し可能です(ただし一週間)。

さ・ら・に! 今回は、紹介した岩波ジュニア新書に関連するテーマの本を数十冊、同じブックウォールCに集めてみました。名付けて、「芋づる式読書のススメ」。芋づる式読書とは、気に入った本を出発点にいろんな本を読むテクニックのことです(*私が勝手にこう呼んでいるだけ)。
例えば
今回も図書館スタッフが
素敵なPOPを作ってくださいました。
  • 気に入った本の参考文献に挙げられている本
  • 同じ著者の本
  • 関連するテーマの本    
などをたぐって、どんどん読書すること。

気に入った岩波ジュニア新書があったら、こちらの関連図書にも手をつけて、世界をどんどん拡げてほしいという趣旨です。まずは、本棚の前に立って、気になる本を見つけてください。スタートはそこから!

*高津先生による「「岩波ジュニア新書」で読む世界史のススメ」もぜひご覧ください。(14/07/01追記。)

*新学期にあわせて企画した「大学での勉強 キソのキソ」展示も引き続き、ブックウォールDで開催中です。プレゼンテーションの参考書やレポートの書き方の解説書などが並んでいるので、課題に取り組む時に手にとってほしいと思います。

2014年6月10日火曜日

第五回読書会のお誘い

倫理学とフランス語担当の相澤です。
昨年の秋から、図書館で「読書会」を開催しています。 読書会とは、あらかじめ決められた課題本を読み、読んだ感想をみんなで話し合って楽しむ集まりのことです。他者と交流し、本の理解を深めることが会の目的です。(*主催者によって、いろんなスタイルがあります。上記は、私が進行する読書会の説明です。)

難しいことは抜きにして、「みんなで本について、あーだこーだ話して、楽しもう!」を合い言葉に、これまで四回開催してきました。(*リンクで各回の報告に飛びます。)
第一回読書会 (課題本:小谷野敦『もてない男』、ちくま新書、1999年)
第二回読書会 (課題本:西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』、角川文庫、2011年)
第三回読書会 (課題本:西加奈子『きりこについて』、角川文庫、2011年)
第四回読書会 (課題本:大野更紗『困ってるひと』、ポプラ社、2011年) 
 
旧図書館最後の開館日に行った
第三回読書会

読書会を始めた動機は、好奇心でした。「私が面白いと思う本を学生に読んでもらって、感想を聴いてみたい!」 授業でもいろんな本を紹介、推薦していますが、なかなか学生の読後感想を聴く機会はありません。物足りなく思っていたところ、図書館スタッフのご協力を得て、読書会を開催させていただくことになりました。


新図書館にお引っ越しして行った
第四回読書会

読書会は次のような手順で行います。まず、私が本当に面白いと思った本を課題本に指定し、広報します。参加を希望する学生は、あらかじめ課題本を入手し、読み込みます。気になったところに付箋をはったり、線を引いたり、感想を話せるように準備をします。当日は、各自読み込んだ本を持って図書館の一室に集合し、一時間半、本について語り合います。私は司会進行(各人の感想をふまえて、みんなに話題を振っていく役)を務めます。

今月末に第五回となる会を開催することになり、現在参加者を募集しています。
日時: 6月26日(木) 16:20〜17:50
場所:図書館二階グループ学習室1
課題本:辻村みよ子『代理母問題を考える』、岩波ジュニア新書、2012年
お問い合わせ・申し込み:図書館カウンターにて

毎回、自分では熟読していたつもりの本をあらためて味わう時間となり、参加者に感謝しています。今回初めて、自分の専門(生命倫理)に直接関わる本を課題に選びました。今までとは違う緊張感もあり、いつも以上に待ち遠しくもあり。

他にもイベントや選書展示を
多数企画中です。
写真は図書部ルゾン着用の図。

授業時に学生の考えをじっくり聴く時間がなかなか取れないことを残念に思っているので、読書会で話し合えることを楽しみにしています。倫理学の授業を受講して生命倫理に興味を持った方、または受講していないけれど社会の倫理問題に興味があるという方、学ぶことの多いたくさん語れる課題本です。ぜひご参加ください!



2014年6月4日水曜日

音響科学博物館見学

「地球の科学」担当の新正です。6月3日に私の受け持ちの「総合教育演習」で、一般財団法人小林理学研究所内に設けられている、音響科学博物館を見学に行ってきました。


小林理学研究所は昭和15年に設立され、隣にあるリオン株式会社は、研究所の成果を製品化する会社として設立された、小林理研製作所が発展したものということでした。

展示室の入り口

国分寺駅南口に集まって、西へ向かって歩きます。坂を降りて上ったら研究所に着き、博物館に案内していただいて見学開始です。音に関連した道具が分類されて所狭しと並べられています。

ルミエール蓄音機、1924年イギリス製
いろいろな蓄音機が並んでいます。いくつかデモで鳴らしていただきましたが、ルミエール兄弟の弟が開発した、ラッパのない蓄音機はとても綺麗で印象深いものでした。金メッキされて豪勢な振動板で音が拡大されます。

ふた裏には"His Master's Voice"
エジソンの蓄音機もありました。記録媒体は蝋管です(これはガラスの中にしまわれていました)。
エジソン蓄音機
卓上蓄音機。鳩ぽっぽが和みます。針は竹針



いろんな「風鈴」を見る。奥では半鐘を試してみた。
実際に触れて体験できるコーナーもありました。「音を楽しむ道具」と銘打って、様々な楽器や音具が並べられています。木魚、半鐘から象ベル(カウベルの象バージョン)まで、様々なものを実際にいろいろ試してみることができます。




噴水震盆を試す
 デモンストレーションコーナーで何名か「噴水震盆」を試してみました。青銅の器ですが、取っ手の部分をこすると、共鳴して低いうなり音を出し、水面から水柱が上がるというものです。PCでその様子を見せていただきましたが、なかなか簡単ではなく、絵で見るようにはゆきませんでした。



昔の補聴器の例。ラッパで音を拾う。
補聴器に関してもその歴史が判るような展示があり、日本の様々な機器が展示されているほか、海外の機器も多数並べられていました。こちらについても詳しく解説していただいて、たいへん勉強になりました。また、第2展示室には、これらの物品の収集に関連して入手された音とは直接関係ない、科学機器などが並べられています。こちらも普段見慣れないものがいろいろあり、焼夷弾(の容器部分)にはびっくりです。


「小さな博物館」と伺っていましたが、数多くの物品について、見たり、実際に触れたりするうち、あっという間に1時間が過ぎてしまいました。国分寺の駅から歩いて10分ほどですので、オススメの見学スポットです。

お決まりの集合写真
我々のゼミでは、普段の学習に加えて、積極的に外に出掛けて様々な事物に触れるようにしています。その中で後期の探求テーマを探してゆきたいと考えています。

最後に、当日ご案内および詳しい解説をいただいた小林理学研究所の倉益さんに厚く御礼申し上げます。

2014年6月2日月曜日

選書ツアー2014

倫理学とフランス語担当の相澤です。
去る5/30の午後、図書館主催の選書ツアーに参加しました。選書ツアーとは、(1) 参加者に、書店を巡って読みたい本を選んでもらい、大学が購入、(2) 各参加者は自分が選んだ本を読み、読了後た紹介文(POP)を執筆、(3) 本とPOPを並べた本棚を大学図書館に作る、という一連のイベントのことです。学生自身が書棚を作ることにより、図書館利用の促進をはかるものです。

昨年に引き続き(昨年の様子)、紀伊國屋新宿本店で開催させていただきました。参加者は、学生5名、職員1名、教員2名(コミュニケーション学部の川浦先生と私)の計8名です。

本店ビルは、今年で
築50年の歴史ある建物。
サイン会などで使われる
会議室をお借りしました。


各自、会議室でかごを受け取り、店内へ。書棚を眺めながら、気になる本を探します。店舗なので、本を実際に手に取りながら選べるのが面白い。

迷いながら手に取るところ?
たくさんの本を前に悩み中。

1時間ほど店内をめぐり、気になった本を3冊選んできた参加者たち。続いて、紀伊國屋書店のスタッフからPOP作りのレクチャーを受けました。書店のPOPの目標は本を売ること。売るためには、まず存在に気付いてもらうことが必要です。そのため、POP作りでは、人の目を引くこと、そしてコンパクトにどんな本かを伝えることが重要になるとのお話に深くうなずく一同。では実際にどんな工夫をしているのかを、POP実物を使って、教えていただきました。


コミック売り場の方が先生。
真剣にお話を聴く。
POPの実物たち。
試行錯誤の様子がうかがえます。

 最後に、自分がどんな本を選んだのかをプレゼンしてもらいました。選ぶ本には、その人の個性が出ます。みんな興味津々で耳を傾けました。私も、学生さんが選んだ本を見ながら、「そんな本があったのかあ」と新鮮な気持ちで話を聴きました。


本について話す・聴くのは楽しい!
川浦先生もプレゼン。

最後にみんなで記念撮影。参加者が選んだ本は、7月半ばをめどに図書館内で展示、貸し出し始める予定です。今日のレクチャーを参考に、参加者の力の入ったPOPが揃うはず。みなさま、本棚の完成をどうぞお楽しみに!

たっぷり二時間、お疲れさまでした。