2013年12月22日日曜日

第二回読書会

フランス語と倫理学担当の相澤です。12月20日の夕方、第二回読書会を実施しました。(第一回の様子はこちら。)


本日の課題図書は、西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』(角川文庫、2011年)。学生6名、職員1名、教員2名(心理学の野田淳子先生と私)の9名で、この本を読んで感じたこと、考えたこと、気になったことを話し合いました。著者の波瀾万丈の人生をたどりながら、生活と切り離すことのできない「カネ」について語るこの本。様々な視点から読み込むことができます。

自己紹介をした後、まずは各自が印象に残った一節を紹介し、なぜ印象的だったのかを発表しました。カネをめぐる自分の経験、「働く」ことの意味、自己評価の難しさなど、本からいろんな論点を取り出してくれました。

その後は、フリーディスカッション。「働く」、そして「カネを稼ぐ」ことの意味について、多くの学生が関心を持った様子で、考えを深めようと語り合いました。

最初は固い雰囲気でしたが、
だんだん打ち解けた様子。
活発に言葉が出ました。

読書後に自分の考えを他人に伝えたり、または他人の考えを聴くことは、読書体験をより豊かなものにしてくれると考えています。読書会の試みを今後も続けていきたい、と思っています。

2013年12月21日土曜日

「総合教育演習」ゼミ研究報告会のご案内


来る12月21日土曜日の午後二時から、1号館3階A310教室にて「総合教育演習」ゼミ研究報告会を開催します。総合教育演習ゼミのうち7ゼミが参加、10発表を予定しています。発表題目は以下の通りです。気になるテーマはありますか?


どなたでも参加(聴講)可能、出入り自由です。当日は経営学部のゼミ発表会も行われており、両方聴講することもできます。

ゼミ選び中の一年生の方、教養のゼミに興味がある二、三年生の方など、多くのご来場をお待ちしています。

2013年12月17日火曜日

スピーチコンテストとクリスマスパーティ

倫理学とフランス語担当、留学生アドバイザーの相澤です。

12月14日午後、国際交流委員会主催のスピーチコンテストと、クリスマスパーティーが開催されました。スピーチコンテストの第一部は英語を母語としない学生による英語スピーチ、第二部は留学生による日本語スピーチとなっており、私は第二部から参加しました。

堂々とスピーチしている姿も
印象的でした。
中国、韓国、ベトナムなどから来日し東経大で学ぶ学生18名が、スピーチを披露しました。皆、日本での生活から学んだことや母国との文化の違いなどを、様々な観点から発表してくれました。
どの発表も、自分の体験に基づいて語られているため、とても説得力があります。そして、日本での生活や勉学に前向きに取り組む姿勢が伝わってきて、聴いている私も勇気づけられるようでした。


スピーチコンテストに引き続いて、生協食堂で国際交流チューターが企画したクリスマスパーティーが行われました。コンテストの参加者だけでなく誰でも参加できるパーティーで、多くの学生が来場しました。


こんなに多くの方が来場!
チューターたちが飾り付けて準備はばっちり。










コンテストの表彰式が行われた後は、みんなで食べたり飲んだりしつつ、交流を深めました。チューターたちが頑張って企画してくれたおかげで、パーティは終始和やかな雰囲気。途中行われたビンゴゲームは大盛り上がりでした。

みんなどんどん前へ...
リーチになってからビンゴまでが意外と長い!










たっぷり楽しんで、19時半にお開きに。最後まで残っていた方々も手を貸してくれて後片付けもさっくり終了。年末のよい思い出ができました。

今年度の国際交流チューターの活動はこれで終了となります。来年度も、4月に留学生歓迎会、5月にBBQ大会、9月に一泊二日旅行、2期に日帰り旅行、そして12月にクリスマスパーティーを企画する予定です。チューター活動に興味のある方は一号館二階の国際交流課にお問い合わせください。イベントに参加してみたい方は、ポータルや学内の掲示板をぜひチェックしてみてください。

チューターのみなさん、お疲れさま!

2013年12月16日月曜日

「世界の国と言葉を知ろう」語学リレー講座@学習センター

倫理学とフランス語担当の相澤です。

語学の教員として、多くの方に、外国の言葉や文化を学ぶ楽しさを知ってほしいと思っています。そこで、11月半ばから12月にかけて、「世界の国と言葉を知ろう」というミニ講座を企画しました。東経大で選択語学を教えている教員が、 言葉やその言葉が話されている国の文化を30分間でコンパクトに紹介します。




お昼を食べながら参加できるので、気楽に遊びにきてください。この機会に、遠い異国を身近に感じてほしいと願っています。


2013年12月11日水曜日

『男の読書術』

「日本文学 Ⅱ」等をご担当の大岡玲先生の新著『男の読書術』が岩波書店より刊行されましたので、ご紹介させていただきます。

書籍の内容やレビューが見られるサイトについて、下記にリンクをはらせていただきます。
岩波書店
Amazon.co.jp
フライの雑誌社

東経大生協にも並べられていますし、もちろん大学図書館にも収蔵されています。ぜひご一読を!

2013年12月9日月曜日

関昭典ゼミの海外研修

  関昭典ゼミ生10名は、夏期休暇中にベトナムで研修を行いました。初めて訪れる地で、13名の大学生と二週間の共同生活。生活環境や習慣は日本と随分と異なり、さらに交流言語は英語のみ。研修開始当初は皆で不安でいっぱいでした。

 しかし、ゼミ生・ベトナムの学生共に異文化適応能力が大変優れており、数日もすると、賑やかで楽しいマルチ・カルチュラル学生集団が形成されました。

 二週間はあっという間。お別れは涙、涙。皆、「いつかまた、どこかで会おう!」と再会を誓い合いました。

 さて、関昭典ゼミの学生さんたちは、本研修を通じて何を感じ、学んだのでしょうか?

 これから、数回に分けてゼミ生の生の声ご紹介します。お楽しみに。


国立国会図書館見学ツアー


倫理学とフランス語担当の相澤です。12/6の午後に、大学図書館の活性化を試みる学内GP採択事業「図書プロジェクト」(通称「図書部」)の活動の一環として、国立国会図書館見学ツアーに参加しました。

入り口で我々を迎えてくれた模型。
本館と新館があります。
日本で最大規模、唯一の国立図書館である国会図書館。その裏側を見せていただけるということで、学生、教職員あわせて14名が集合。国会図書館スタッフの方に館内をご案内いただきました。

国会図書館の仕組みをご説明いただきながら、一般利用者が利用するカウンター、コピーコーナーなどをめぐった後、いよいよ通常は立ち入り禁止の書庫へ。

国会図書館は資料の提供以上に、資料の収集・保存を大きな目的として運営されているとのこと。遠い未来まで資料を残していくため、普通の図書館以上に慎重に資料を取り扱うことが求められます。


地下八階、地下30メートルの書庫。


書庫内で作業する人の精神衛生のため、
地上の光が入るように設計されている。

泥や埃で資料をいためないように、
靴にカバーをつけて書庫に入る。


 
全長約135メートルの書庫。
日本で刊行されたあらゆる書物の収集に努められているとのこと。いくつか実例を見せていただきました。100年以上前の新聞から2013年に東京経済大学で発刊されたプリーペーパーまで。本当に網羅的に収集されています。

 
東経大の雑誌も収蔵されている。
感激!
古い資料はマイクロフィルム化され
ている。デジタル化も進んでいるそう。





地下の書庫のスタッフが探した
資料を青いかごに入れると、地上
カウンターへ運ばれる。



漫画雑誌も収蔵。
きちんと製本されて、保存される。
人気資料の一つだそう。
一時間あまりの館内ツアーを終え、質疑応答へ。学生からは質問が活発に出ていました。本好きの学生たちにとって、おおいに刺激となるツアーだったようです。