2013年11月18日月曜日

TKUサイエンスツアー2013(前編)

「地球の科学」等担当の新正です。

これより出発
学内GP採択企画「TKUスーパーサイエンスシリーズ」の一環として、三浦半島へ「サイエンスツアー」に出かけてきました。東経大の理科教員3名(榎・大久保・新正)でコーディネートさせていただきました。

朝、東経大に集合してバスで一路久里浜に向かいます。久里浜で大久保先生と一部学生が合流、城ヶ島に向かいます。城ヶ島公園で昼食の後、島南部の海岸に向かいます。

まず洞門を見ました。大正関東地震前は洞門の下を小舟がくぐれたそうですが、今では隆起・陸化しています。周辺の乱れた地層の観察も行いました。海岸を伝って歩き海蝕洞を目指します。そこでは断層が観察され、海蝕洞の壁には、当地域で広く見られて地層の比較の鍵として用いられるごま塩状の火山灰層も出ています。

洞門前で記念写真
海蝕洞で修行中?
洞門に戻って、階段をのぼると、ある高さから関東ローム層に変わり、箱根の大噴火に由来する東京軽石層(東経大でも地下10メートル付近にあり、昨年の今頃には新図書館棟の工事現場で見ることが出来ました)が観察されました。

バスで宿に移動します。早めにチェックインしたので、夕食前には付設のスパなどを楽しむ学生もいました。夕食は90分制限のビュッフェスタイルで、びっくりするほど食べている学生もいました。若い!

夕食後、集まってバスで移動して荒崎海岸で夜の磯観察を行います。大久保先生があちこち動きまわって、アメフラシ、ナマコをはじめとして様々な生物を見つけます。そのたびに学生が驚きの声を上げます。夜の磯でいろんな生き物が動き回っているさまに学生たちは強い印象を受けたようです。また、干潮の磯を歩きまわるのは、滑りやすいのでおっかなびっくりでしたが、だんだんと慣れてきたようで、遠くの方まで行っている人もいました。
アメフラシに集まる学生たち

バスでホテルに戻って、温泉大浴場に入って...まだ終わりではありません。天体観測が待っています(後編に続く)。
ギンポの銀次郎君
城ヶ島公園には沢山の猫たちが